中古モールの最近のブログ記事

楽天が順調に店舗数を伸ばす中、トレジャーファクトリーが店舗の商品(家具家電)のネット販売をやめたり(一方洋服は開始)、リーワンネットが失敗したり、中古の定価売サイトは苦戦をしています。

 

僕が知っている限り、某ジャンルの中古販売サイトは開設から3年程度で、月5百万円を超える売上を上げています。

一般的に中小規模のリサイクルショップであれば、月3百万円程度お店で売り上げれば大成功ですので、月5百万円という数字はものすごい数字だと言えます。

 

通常のリサイクルショップがネット販売を始める場合、掲載する商品の、

 

単価

配送

 

が非常に大きな問題となります。

 

ネット販売は配送する手間が店舗販売と比較して発生するため、比較的単価が大きい商品でないと、採算が悪くなります。

 

そう考えると、1商品あたり安いもので数千円~1万円程度が商品の下限金額となってきます。

 

一方大型家具の配送は、エリアが遠くなると、下手をすると商品金額を超えるくらい高いものになるケースがあります。

一般的にはクロネコヤマトのらくらく家財が家具をオークションで販売した場合に使われていますが、高級なデザイナーズ家具を販売した場合に使用されることが多く、5千円程度の家具を販売した場合は常識的に配送料金は取れて1千円程度かと思われます。

 

それでは中古モールを成功させるためには、

 

リサイクルショップ側に、ネット向けの単価・配送を考慮した商品を掲載してもらうように誘導することが必須となってきます。

 

例えば、店舗の中で、ネット販売兼用商品を通常の商品と分けて陳列管理あるいはデータベース管理することで、この問題をクリアにすることができます。

 

結論としては、上記やや面倒くさい在庫管理、配送管理をしなければならず、その管理方法は商品ジャンルによって異なるため、モールのような同じ仕組みを大多数に販売するものとは合わないから、中古モールは成功しないと言えます。

http://news.mstgv.com/newsdetail/http%253A%252F%252Fwww%252Eupgarage%252Ecom%252Fupgarage%252Fcomp%252Fmaterials%252Frelease_20070214_1%252Epdf

 

約4年前になるのですが、アップガレージ(マザーズ上場)という車の中古パーツのリサイクルショップを運営している会社が中心になって、「リーワンネット」という中古のショッピングモールを立ち上げました。

 

僕はこのビジネスが立ち上がった当初からうまくいくはずがないと思っていましたが、当時の石田社長が描いていたビジネスモデルは、今回立ち上げるリタウン.netに近いように思います。

 

それでは何がいけなかったのか?

 

①仕切った会社がアップガレージだった

 

トレジャーファクトリーであれば、成功していたかもしれませんね。

一般的に中古品といえば、家具や家電が一般家庭には多く、これが中古モールで購入できるというのが一番の醍醐味なんです。

それに対して、アップガレージは車の、しかもパーツです。中古車くらいアクセスを稼いでいるガリバーあたりが企画をしても、また状況が変わったかもしれません。

 

②いわゆるコンソーシアムであった

 

これは企業の連合体のようなものをいいます。

トレジャーファクトリーの社長のブログにもありますが、タックルベリー、ブックオフなどが協力をして立ち上げたように見えますが、こういう場合責任の所在が明確ではないんですね。

本当にうまくいくビジネスモデルであれば、他の企業に声なんかかけないで、全部自社でし切って立ち上げるべきです。

 

③タイミングではなかった

 

このタイミングが重要なんです。

当時はYahooオークションの全盛期。なかなか難しいタイミングだっと思います。

リーワンネットが最初から買取サイトを想定していれば、当社の脅威になっていたかもしれません。

 

④当社でなけばできないビジネスモデル

 

買取サイトを保有し、リサイクル業界に精通している、そんなインターネットの会社でないとこのビジネスを立ち上げるのは極めて困難かと思われます。

 

上記すべてがそろって初めて成功するもの。

これに、担当者の情熱ですかね。

ロングテールについては、こちらをご参照ください。

 

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%86%E3%83%BC%E3%83%AB

 

リタウンを5年近く運営していてわかったことなのですが、数多くの業者さんは買取した商品をYahooオークションで1~2週間で販売してしまいます。Yahooオークションにとっては、この短期間で販売する業者様はいわゆる売上の80%を占めるロイヤルカスタマーかと思われます。

 

一方で、短期間で売却できない商品はどうなるかというと、業者間オークション(いわゆる市場)にて売買され、リサイクルショップで販売されることになります。今回立ち上げる予定のリタウン.netは、現時点でリサイクルショップで販売されているような(オークションに向かない)商品をインターネットで販売するECモールということになります。

 

当面はすでに運営しているリサイクルショップや、買取業者の中でも比較的大きな倉庫を持っていている会社をターゲットにしたいと考えていますが、サイトの認知が上がってきた段階では、楽天(中古市場)出店者やYahooのストアを利用している顧客もターゲットになてくると思われます。

 

Yahooも楽天もそうですが、こうした中古品を扱う業者(短期で販売できる商品でなく、定価売りをしている)は当然においてロイヤルカスタマーに含まれていないので、どうでもよいお客=ロングテールであると思われます。

リタウン.netはそうしたロングテールの顧客を最初から視野にいれ、将来的には楽天、Yahooの顧客(ロイヤルカスタマー)をも巻き込むようなサイトにしていきたいと考えています。

 

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